今年の防災訓練は、地区内の連携強化と避難所開設訓練を中心に、自治会、地区内各種団体、自治会班長の基幹要員で行いました。
「高崎地区防災訓練」
日時:平成24年10月14日(日)9:00~14:00
場所:高崎地区内全域、高崎集会所
参加者:高崎防犯協会、高崎交通安全母の会、高崎ふれあい連絡員の会、各班の班長及び副班長、高崎自治会役員 合計約100名
1.目的
今後また発生するとされる宮城県沖地震などの大地震に備え、自治会と各団体が一体となり、
迅速かつ的確な災害応急活動ができるようにするとともに、地域住民の防災意識の高揚を図る。
(参考)新たな地震の可能性~みやぎ県政だより2012年3月号から
国の地震調査研究推進本部が公表した海溝型地震(プレートの沈み込みに伴う地震)の長期評価(※)によると30年以内の発生確率99%と言われた宮城県沖地震は、東北地方太平洋沖地震後の地殻変動が続いており、今後どのような確率で地震が発生するか不明であるとされています。
また、宮城県沖地震の震源域周辺の宮城県沖ではマグニチュード7・0から7・3の地震が10年以内に30%程度、30年以内に60%程度、50年以内に80%程度の確率で発生すると評価されています。
2.重点事項
(1)自治会役員と各団体との共同連携による災害応急活動
(2)地域住民に対する防災意識の啓蒙
(3)安全管理の徹底
3.実施要領
(1)実施項目及び実施者
ア 高齢者の安否確認と支援:ふれあい連絡員、自治会役員
イ 被害状況の把握及び報告:各班長及び副班長、自治会役員
ウ 住民の避難誘導 :交通安全母の会、班長・副班長
エ 避難所の開設及び運営 :自治会役員、交通安全母の会
オ 地域巡回 :防犯協会
(2)地震想定
ア 地震発生日時:平成24年10月14日 午前10時30分
イ 地震の規模等:宮城県沖 マグニチュード8.0 震度6強を観測
(3)被害想定
宮城県沖を震源とする震度6強の地震が発生し、屋根瓦、ブロック塀及び家屋の
倒壊が数カ所見られる。
同規模の余震が発生する可能性が大であり、10時50分避難指示が発令された。
火災等の発生はなく、津波の発生については現在確認中である。
4.各行動要領
(1)自治会役員
直ちに集会所に集合し、会長の指示のもと地区災害対策本部及び避難所開設の準備を
行うとともに、一部をもって地域の被害状況の把握に努める。
(2)自治会班長
直ちに副班長を指名し、手分けをして班の被害状況を把握し、その内容を地区災害対策
本部に通報する。
避難指示発令後は、班員にその旨を伝え、大規模災害避難所(高崎中学校)への避難
誘導を行う。
(3)ふれあい連絡員
担当する高齢者宅を訪問し、安否の確認をするとともに支援要請等について高齢者の
意向を確認し、その内容を地区災害対策本部に連絡する。
(4)交通安全母の会
各班2名を避難所の開設要員とし、残りの会員で避難経路上の交差点に位置し、住民を
誘導する。事後、災害対策本部に集合する。
(5)地区防犯協会
当初は住民の誘導に当たり、避難指示が出され住民が避難した後、担当地域の巡回を
行う。事後、災害対策本部に集合する。
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参加されたみなさま、お疲れさまでした。
実際にやってみて様々なご意見が寄せられましたので、今後見直しをしながら、更に実のある防災策を講じていきたいと思っております。
また今回は、地区防災の土台と屋台骨となる、地区内の各種団体と班長等を対象とした訓練を行いました。
一般住民の方も、災害に備え避難所までの経路を、ブロック塀の倒壊や看板の落下などの可能性を考えながら、実際に歩いてみてはいかがでしょうか。
季節や地震の発生時間により被害想定は変わります。
万が一の備えを、各家庭でもお願いします。
<参考>
人と未来防災センター 非常持ち出し品チェックリスト(PDF)
平成24年10月14日 高崎地区防災訓練の様子

防犯協会のメーンバーによる地域巡回

交通安全母の会による避難誘導

ふれあい連絡員による高齢者の避難支援(車いす)

ふれあい連絡員による高齢者の避難支援(杖)

高崎集会所に地区災害対策本部を設置

発電機は、携帯電話の充電ステーションにもなります。

プロパンガスで炊けるガス炊飯器

集会所のホールには畳と毛布が用意されました

ホッとできるお茶コーナーもあります。

交通安全母の会の炊き出し(炊けたご飯のパック詰め作業)

交通安全母の会の炊き出し(大鍋の芋煮100人分!)

炊き出しを食べて、本日の訓練は終了です。